会社理念

弊社の理念

会社の理念。。私の信条

 会社の理念なんて偉そうに書くと、どんなりっぱな会社、あるいは人物なんだろうと思われるでしょう。いや実際は、こんな小さな会社でこんな小さな人間ですから、穴があったら入りたいような気分なのですが、会社ホームページの項目としてやはりあった方が良いでしょうから、社長としての自分の思いを書かせていただくだけでご勘弁願いたいと思います。

まずは、こちらの写真をご覧ください。

夢

 これは、当社がまだ織物会社であった頃、着物の図案をいつもお願いしていた京都市の故田邊曙光(たなべしょっこう)画伯から頂戴したものです。当社は東海道五十三次や天神祭などの絵を着物に織で表現した訪問着を制作していたのですが、それらの原図をいつも描いてもらっていたのが先生だったのです。先生は、図案を描くにあたっては、ロープの張り具合ひとつまで正確に描かねば気が済まないような堅い真面目な方でしたが、描写された群衆の中に「(私の)お父さんが孫の手をひいてお祭りを見ているのを混ぜておいたから」なんていうシャレのセンスもあった方で、とても優しい目をした方でした。たぶん当社で織り上げた訪問着(「壽光織」というブランドでした)をお持ちでしたら、例えば東海道五十三次の柄なら、日本橋を渡っている人がさしている番傘の上に「丹後ちりめん」なんていう宣伝がされているのに気付かれることでしょう。先生も私の父も、そしてまた私もそういう感覚が大好きでした。

 その画伯を一人訪ねた時、「これは他の呉服屋さんが販促に使うからと作ったものだけど、あなたにあげますね」と落款を押して下さったものです。当社の事務所に飾っていますが、とてもこの文面が気にいってます。

 いとこの結婚式の祝電にこの文章を混ぜて送ったら、出席されていた来賓の方がぜひうちの会社でする話に使いたいからコピーをさせて欲しいと言われたとか聞きました。どなたがこの文面を使われてもいいですが、創作はこちらの画伯だという事をちゃんと記してくださいね。私が作った文章ではありませんので念のため。

ここで改めて書き出してみます。

夢のある者は希望がある
希望のある者は目標がある

目標のある者は計画がある
計画のある者は行動がある

行動のある者は実績がある
実績のある者は反省がある

反省のある者は進歩がある
進歩のある者には夢がある

夢と書くとすぐに寝て見る夢を連想される方もあるかもしれませんが、ここで言う夢は自分が叶えたいと思う方の夢です。そして、それが私の生活信条であって、夢の中身はその時期ごとに変遷してきても変わらないで一本のレールとなって今日を導いてきてくれたのは、この信条だと考えています。

。。。そして今の夢

会社の沿革の方で少し書きましたが、織物業、塾、そして今のネット業と色々と経験してきました。その中で、織物業は今で言うBtoB(Business to Business)の世界。つまり仲間取引がすべてでしたので、斬新な技術、目新しい技術、ユニークな柄と他社とは少しでも異なる物を追い求めてやってきました。その中では難しい技術、難解な用語なども知らないのは恥という論理が通じる世界でした。

ところが、塾、そしてネットへと業態が変わると、BtoC(Business to Customer)の世界、つまりお客様は全くの一般の方が対象となってしまいました。そんな中、特にネットでの仕事をする中で、いわゆる自称ベンチャー企業の方や自称技術者の方々の中にとても難解な専門用語を駆使して、一般の方々を煙に巻く商売をされる方が多いのに気づきました。確かにものすごく知識も豊富ですし技術もある方なのですが、それだけにそういった物言いをされるのに釈然としてない気持ちで横で見ていました。

「物事を本当に理解している人の話は分かりやすい」という意見がありますが、これは定説だと思います。論文でも何が書かれているのかチンプンカンなのは、分からないこちらが悪い・・のでは無くて、書いている人が実はよく分かっていないから難しい用語でごまかしている事が多い、と聞きます。文学でも、哲学でも、科学でも、そして日常生活でもすべて同じでしょう。

このインターネットの世界は技術の進歩が著しくて、日進月歩どころか分進時歩です。朝に最先端であったはずの技術が、夕方には世界のどこかから全く新たな技術が出て陳腐化してしまうという事もよくある話で、それだけにかみ砕いた表現はどうすれば良いかと一生懸命考えている余裕は無いのかもしれません。

しかしだからこそ当社の様に一般のお客様との取引をする会社は、やさしくかみ砕いた表現が出来るように自身の技術と知識を磨いておかなければならないのだと思います。私たちは最先端の技術や知識をせいぜい吸収し、その中で利用される方がせいぜいそういう難しい話を意識せずにそれを利用出来るようにすることこそが会社としての当社の使命であり、それを実現して誰もが喜び合える社会になるお手伝いが少しでも出来るのが夢であります。

「新しい技術を、優しい技術に」。。。そんなりっぱな事はできませんが、「難しい用語を、易しい用語で」表現することは出来るかなと思い、皆様のホームページでご利用いただける便利なツールやそういう情報を提供していきたいなと思います。